中島 裕史Hiroshi Nakajima

略歴

1988年宮崎医科大学（現宮崎大学）医学部卒業。千葉大学病院と関連病院で内科医として5年間の勤務の後、千葉大学医学研究科博士課程入学、1999年博士号取得。この間、米国国立衛生研究所・国立心肺血液研究所に３年間留学。千葉大学内科学第二講座助手を経て、2005年アレルギー・臨床免疫学（旧遺伝子制御学） 教授。2009年10月より千葉大学病院 アレルギー・膠原病内科科長を兼務。

研究内容

これまで免疫関連肺疾患の代表である喘息および間質性肺炎の病態解明を目指し、気道上皮細胞を中心とした組織構築細胞と自然免疫細胞の役割をサイトカインや転写因子の観点から研究してきました。本研究ではこれら免疫関連肺疾患の研究手法をウイルス研究に応用します。具体的には、インフルエンザ、RSウイルスなど気道ウイルス感染モデルにおいて、自然リンパ球と樹状細胞に関してシングルセルRNAシーケンスやシングルセルATACシーケンスを中心とした単細胞解析を経時的に行い、それを起点としたネットワーク解析でウイルス感染を自然免疫細胞応答のパタンとして捉えることを目指します。